Waves
目次
概要[編集]
名称 | Waves |
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シンボル | WAVES |
時価総額 | $478,375,000 |
価格 | $4.78 |
供給量 | 100000000 |
取引高 (1d) | $21,430,600 |
取引高 (30d) | $285,128,391 |
カテゴリ | 仮想通貨 |
Wavesプラットフォームとは?[編集]
WavesはScalaでプログラムされた分散型の金融取引プラットフォームである。
カスタムトークン機能を主軸とし、独自のブロックチェーン(分散型ネットワーク)上に展開する。
カスタムトークン、別名CAT(CustomApplicationToken)は、様々な用途で使用できる。
カスタムトークンを送信するだけではなく、
分散型クラウドファンディング、トレーディング、[https://en.wikipedia.org/wiki/Fiat_money フィアットや他の暗号通貨による裏づけも可能だ。
基本的にカスタムトークンはどんな紙幣価値とも比較できる。
また、Wavesブロックチェーンの暗号により安全が確保される。
不正に操作される心配のない分散型投票システムにより、プラットフォーム上のプロジェクトは、コミュニティと直接協力し意思決定を行うことができる。
Wavesの特性には、分散型の評価システムの実装が望まれ、これはネットワークアクティビティや他のパラメータをベースに、アカウントを評価するものになると考えられている。
Wavesプラットフォームは、使い慣れたユーザーを前提とする他のプロジェクトとは対照的に、初心者にも使い易いものを目指している。
例えば、
①簡単に使用できるウォレット
②一般的なオンラインバンキングに似たユーザーインターフェース
③ブロックチェーンのダウンロードが不要なライトクライアントによる素早いセットアップ
などであり、一般ユーザー向けに磨きをかけてきた。
一方で、Wavesプラットフォームは、ブロックチェーン開発者やビジネスユースの先進的なユーザーがWavesブロックチェーン上でプロジェクトを始められるように、公開APIと最新技術を提供している。
Wavesプラットフォームは、Proof-of-Stakeコンセンサスアルゴリズムをベースにした独自のブロックチェーンを使用しており、
ブロックタイムは1分で、ブロック毎に100トランザクションを記録可能である。
ブロック生成プロセスは、フォージングまたはステーキングと呼ばれ、
マイナーのブロック生成機会は、マイナーの保有量と全体の保有量の比率をベースにしている。
例: ボブは100,000 WAVESでフォージングを行い、そのときフォージングを行う全体のWAVESが50,000,000 WAVESである場合、ボブが次のブロックを生成できる可能性は、100'000/50'000'000 = 0.2%である。
Wavesトークンの供給量は、1億 WAVESに固定されている。 (追加供給される予定はなし)
フォージング報酬は、生成したブロックに含まれるトランザクション手数料のみである。
以上により、プラットフォームを利用するユーザーを拡大させるために多くのビジネスを必要としている。
より多くのネットワーク参加者が、より多くのトランザクションを行うことで、フォージング報酬が大きくなる。
このようにしてROI(Return on Investment)を拡大させれば、市場参加者の投資意欲を引き出すことができる。
はじまり[編集]
Wavesプラットフォームは2016年の初旬、Sasha Ivanovがスタートし、
Nxt開発者が方針転換を宣言し、コミュニティ内にアセット投資家の論議を呼びかけた。
Wavesのコアチームを組み立てた後、SashaはWavesの1ヶ月半後にICO(Initial Coin Offering)の開催を宣言した。
クラウドファンディング[編集]
2016年4月12日、Wavesプラットフォームのクラウドファンディングがスタートし、
わずか6時間で100万ドル相当をBitcoinで調達し、ICO初日には3,400 Bitcoin(当時の金額でおよそ200万ドル相当)が集まった。
2日目にも投資家が殺到し、1,398 Bitcoinも調達した。 最初の勢いの後、クラウドファンディングは大幅に落ち着いたが、投資は緩やかに継続していった。
クラウドファンディングの終盤には再び勢いが増していき、その結果、最後の週だけで全体の半数のBitcoinを調達することとなり、
最終的に、29,634 BTC(当時の金額でおよそ1,600万ドル相当)を資金調達した。
これによりWavesは、2016年で最も成功したクラウドファンディングになり、Ethereumが集めた31,531 BTCにはわずかに劣るとはいえ、
全期間を通しても6番目に大きなクラウドファンディングプロジェクトとなった。
総計5,790の参加者がおよそ平均5 BTCを投資した。
最大の投資を行ったアカウントは866 BTCを投資し、2.87%のWAVESを取得し、
投資金額で10位までのアカウントを合わせると、5,178 BTCの投資となり、17%のWAVESを取得している。
詳細情報は、ICOの概要へ。
Wavesと他の既存のアプローチとの違いは?[編集]
Wavesチームが他のクリプトプロジェクト、Nxt、BitShares、SuperNETなどから複数のアイデアを譲り受けていることは周知の通りであるが、
さらに初期コミュニティメンバーを、NxtとSuperNETから引き継いでいる。
とはいえ、全ての機能を改良のために見直し、Scalaで0からプログラムを作成しており、
Wavesが改良を加えた、他のクリプトカレンシーにも存在する機能を下記のリストからご確認できる。
CAT(カスタムアプリケーショントークン)[編集]
CATは、ブロックチェーンによって暗号学的に安全を確保した、最もシンプルな形のデジタルトークンである。
まずNxtに表出したが、Wavesはこの機能を中心にプラットフォームを構築することで、CATを新たな展開に導きいた。
前提になる知識なしに、すべてのユーザーが独自のデジタルトークンを発行/管理できるようにしたいと考えている。
インストール、アカウントの作成、トークンの作成
ここまでにユーザーが要する時間は5分程で、必要な手数料の1WAVESは相対的に低コストであり、
そしてWavesでは、トークンを可能な限りカスタマイズ可能にしたいと考える。
例えばCATをre-issuableに設定するオプションは、作成後のトークンの追加供給を可能にする。
もう1つの大きな改良が、トークンフレキシビリティ(Tokens Flexibility)(日本語版)と呼ばれるものだ。
この機能はWaves上のプロジェクトとユーザーに、WAVES以外の他のトークンでトランザクション手数料を支払う機会を与える。
2つ目のトークンとしてWAVESをアカウント内に準備せずとも、ビジネスユーザーは独自のトークンだけを扱う閉じたエコシステムを構築できる。
分散型取引所[編集]
分散型取引所は、アセットエクスチェンジやDexとも呼ばれ、
この機能では、カスタムトークンのトレーディングが可能である。
WavesのDex開発は集中型注文マッチングと分散型セトルメントの組み合わせた、特徴的なアプローチを採用した。
つまり買い注文と売り注文がマッチした場合には、中央サーバーが即座にマッチング処理をし、
購入者と販売者の間で資金を移動するセトルメントは、ブロックチェーン上で実行される。
このアプローチでは、従来の集中型取引所と同等のトレーディング体験を実現し、そのうえで単一障害点を排除した高度なセキュリティを確保できる。
トレードに使用する資金は、分散型環境で常にユーザーのウォレット内に存在し続ける。
ライトウォレット[編集]
クリプトカレンシーウォレットの一種であるライトウォレットは、ランダムに選択したフルノードを経由してリモートからブロックチェーンに接続する。
ブロックチェーンのダウンロードを不要とし、それに消費されていたユーザーの貴重な時間、ディスク容量、精神的負担を節約する。
このアプローチは、Nxt上にSuperNETが開発したものである。
Wavesは使い易さと親しみ易さ追求し、このアプローチの再利用を決定した。一般的なクリプトカレンシーウォレットは、とても複雑で非常に時間を消費する傾向があるが、Wavesのライトクライアントには処理性能の面で改良を加えており、さらにワンクリックのインストールと自動アップデートに対応したChromeアプリ版も提供している。